雑草対策
抜いても生えてくるやっかいな草、草刈りを怠るとあっという間にボサボサな庭に。 夏には蚊や害虫の発生源にもなるので、放置は危険です。適切な雑草対策を行い快適な生活を送りましょう。
一度生えてくるとやっかいなのが雑草です。雑草といっても様々な種類があることをご存じでしょうか。あなたの家に生えている雑草、実は強敵かもしれません。 ここでは代表的な雑草をご紹介します。
代表的なものはオヒシバやメヒシバ、猫じゃらしのような見た目が特徴のエノコログサです。 特にエノコログサはバッタの好物であるため、夏になるとバッタを始めとした虫のたまり場になってしまいます。
キク科の雑草は、花粉がアレルギーを起こすとして有名なブタクサ。
小さく白い花が特徴のオオアレチノギクやヒメジョオンが有名どころです。ブタクサは庭の一面を覆ってしまうこともあり、早急な対策が必要なやっかいな雑草の1つとなっています。
その他にもセイヨウタンポポやヨモギ、マメ科のシロツメクサなどが有名です。
えのころ草、ドクダミ、オオアレチノギク、ツメクサ、セイヨウタンポポ、ヨモギ、シロツメクサ、カタバミ、メヒシバ、チアゴグサモドキ、スベリヒユ、ブタクサ、ヒメジョオン、オヒシバ、ヤブマオ、コミカンソウ、オオキンケイギク、シマスズメノヒエ、ヒメガマ、イタドリ
今紹介したなかでも最も有名なのがブタクサだと思います。
一度切れた地下茎から何度でも復活してくる生命力、そして常に放っているあの臭気は夏の大敵です。 ブタクサを放置していると、その繁殖力を活かして一気に庭がドクダミだらけになることもあります。 庭にドクダミが生えてくると大変です。
この他にも多くの雑草があります。 特徴は様々ですので自分の庭に生えてたきた雑草を調べ、適切な対処を行いましょう。
雑草の対策方法としては主に「抜く、枯らす、防ぐ」の3種類です。 どれも基本的なことなので簡単に対策をすることができますが、雑草対策には注意点がいくつかあります。
例えば、薬剤を使用して雑草を枯らす方法は、生えてしまった雑草を手早く処理できるため簡単ですが、
小さなお子さんやペットがいる家庭では土に残った薬剤が体内に侵入し、
健康への悪影響を与える可能性があるため推奨されていません。 雑草対策とひと言にいっても、注意すべき点があることは頭に入れておきましょう。
では、3つの対策の中でどの方法で行うのが良いのでしょうか?
雑草対策で1番効果的なのは「雑草が生えてくるのを防ぐ」という方法です。 雑草は太陽の光が当たらないと成長出来ません。
以下、日光が雑草に当たらないようにする方法をいくつかまとめました。 おすすめ度とそれぞれの特徴を記載しましたので参考にしてみてください。
雑草が生える場所を減らすことができます。
下に追加で防草シートを敷けば、光が差し込む隙間からも雑草が生えてこなくなります。
また、最近は庭のリノベーションとして取り入れている家庭も多いようです。
水は通しますが、光を通さないものを使うとよいです。
一度失敗しても、部分的にくりぬけばやり直しがきくので未経験の人でも取り組みやすい雑草対策となっています。
花壇や植え込みに生えてきた雑草対策に有効です。
土に光を当てにくくし、雑草の生長を鈍らせる効果が期待できます。
不要な雑草を枯らすために用いられる農薬です。
便利ですが、お子さんやペットがいる家庭では、何らかの形で農薬を体内に取り込む可能性があり、安全性に欠けています。
除草シートを敷いた上に砂利を引くことにより、土にあたる光が遮断され、雑草が生えにくくなります。
踏むと音がなり、防犯対策にもなるのでおすすめです。
石やレンガをタイルにはることによって土に当たる日光が遮断され、雑草が生えなくなります。
デザインも豊富にあるため、自分の庭にあったものを選択できるのも嬉しいポイントです。
※★の数はオススメ度を表しています 以上、6つの雑草対策をご紹介しました。 あなたにあった正しい方法で雑草対策をしてみてください。
「雑草に塩をまくのはどうですが?」
このような質問を時々いただきますが、これはよくある間違いです。
雑草だけを枯らすことができれば良いのですが、その周辺の花や植木なども枯らしてしまう可能性があるためおすすめできません。
先程も紹介しましたが、おすすめの雑草対策は石、レンガ、タイルです。
だれでも簡単に取り組むことができますし、効果も高いためおすすめしています。
YouTubeなどにも参考動画が複数あがっておりますので参照してみると良いでしょう。
必要な道具はホームセンターなどでそろえることができるので費用面でも安心です。
前章では雑草を生えにくくする方法をご紹介しましたが、雑草が生えてきてしまった時には草取りが必要になってきます。
効果的な草取りのコツは雑草を小さいうちに抜いてしまうことです。
雑草は小さいうちは比較的やわらかく、成長力もそれほど高くありません。
しかし、ご存じの通り、大きくなった雑草の成長はすさまじく、驚きを隠せないものです。
葉は硬く大きくなり、根は太く深く広がっていくので引き抜くのは困難になります。
そして、そのまま放っておくと種が土に飛散し、あらたな雑草が生えてくるという負のスパイラルに。
雑草は一年草と多年草の2つに分けられます。
それぞれその対策は異なるので確認しておきましょう。
【多年草】
冬を越して成長を続けるので、根が長く伸びてしまい抜くのが大変です。見つけ次第すぐに根から抜き取るなどの対策をしましょう。
ちなみにですが、草取りは雨が降った日の翌日が適しています。
雨が降った翌日は土が軟らかくなっており、根の部分から草を抜きやすいためです。
雨がなかなか降らない季節には水まきをし、地面を湿らせてから草取りに取りかかるとスムーズな作業を行うことができます。
【一年草】
種類にもよりますが、春から秋に成長し始めることが多いです。
定期的に庭の観察をおこない、できるだけ小さいうちに雑草は抜いておきましょう。
雑草対策と聞いておしゃれなイメージを抱く人は少ないかもしれませんが、タイルデッキやウッドデッキを作ることによって庭をおしゃれにすることができます。
さらに、タイルデッキは水はけも良く、機能面でも満足できるものです。
庭との相性を考え、自分なりのおしゃれな庭を作ると同時に、雑草対策もしっかりやっていきましょう。
ここまで雑草対策について具体的な方法を交えてご紹介してきました。
しかし、初心者が完璧に防草対策を行うのは至難の業です。
先程は初心者でも取り組みやすい方法をご紹介しましたが、あくまで一時的な対象法となっているため、本気で対策を検討している場合はプロに頼むのがよいと思います。
DIYショップやホームセンターでレンガや敷石を購入し、自分で対策をされるのも良いのですが、時間が経つにつれ、人が歩いた重みによってデコボコになってしまったり、大雨の影響で水が溜まったりなどのトラブルが発生して最終的に業者に連絡するというケースが少なくありません。
土の上にものを敷く場合は、地面を平らに固めたりするなどの基礎工事が必要なのなのですが、ご自分で防草対策をされている方はこの部分をおろそかにしてしまいます。
重要な工程を飛ばしてしまうと平らなはずの地面がデコボコになり、転倒や怪我の原因にもなりかねません。
安全面を考慮してプロに頼むというのも1つの選択肢だと思います。
雑草は一年中生えてくるものも多く、とてもやっかいな存在です。 正しい方法で対策を講じていきましょう。
最後に本日のまとめです。
・1番のおすすめは石・レンガ・タイル貼り
・塩をまいての雑草対策は間違え
・雑草は小さいうちに抜く
・雑草対策と同時に庭のおしゃれにも挑戦できる
・自分にできないことは業者に頼んでみるのもあり
それぞれにメリット・デメリットが存在していますが、ご自分にあった方法で快適な庭を目指してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたの参考になっていましたら幸いです。